【宿の経営者が教える】ホテルを安く予約する方法5選!

(2022年6月21日更新)
こんにちは、またよしです。長野県松本市でゲストハウスや一棟し宿を運営しています。
ホテルを安く予約する方法を実際の宿泊施設経営者の目線でお話します。

 そもそも、「なんでホテルは料金が変わるの?」

A. 出来るだけ高い価格で全ての部屋を満室にしたいから、需要と供給に合わせて価格を変更している。

例えば、平日は旅行者が少なく宿同士でお客さんの取り合いとなるため、よそより安くして自施設を選んでもらおうと考えます。

逆に土日祝日は旅行者が多く、価格を上げても予約が埋まるため価格を上げます。
その極端な例がGWやお盆、年末年始、3連休などです。この日は多くの観光地で街の宿が全て満室になるほど混みあいます。その場合、通常1名1泊1万円の宿が2万円、3万円と価格が吊り上がっていきますが、それでも予約は埋まるのでどんどん価格が上がっていきます。
しかし、普段1万円の宿がGWだけ10倍の10万円にしてしまうと、レビュー(口コミ)が極端に下がるため、バランスのいい2~3万円などで落ち着きます。
(宿の価格決定者からすると利益と口コミのバランスが難しいところです)

そんなこんなで本題に入ります。

 1 .宿の公式HPから予約する

まずは何といってもこれ!公式HPから予約する。
多くの宿泊施設では自社HPだけだと人目にあまり触れないため、下記のような宿泊予約サイトと契約しています。

  • じゃらん
  • 楽天
  • Booking.com
  • Airbnb
  • Expedia

宿はこれらの宿泊予約サイトに対して、1予約毎に宿泊料金の8%~15%ほどの集客手数料を支払います。
例えば15%だと宿泊料金1万円の場合は1,500円を集客手数料として予約サイトに支払い、残りの8,500円が宿の収入となります。

しかし宿の人は考えました。
それならば、自社公式サイトの料金は1万円ではなく、9,000円にすればお客様は安く宿泊でき、宿の収入も増えいいことづくめじゃないかと。

・ベストレート保障
・HPからのご予約が最安です

等の文言が公式HPに載っているホテルは要チェックですね。

 ◎ベストレート保証のちょっと豆知識

みなさん、ベストレート保証を謳っているホテル公式HPにこんな文章を見たことはありませんか?

「他の予約サイトでこちらより安い価格で販売されていた場合、ご連絡頂けましたらお客様からのお知らせのあった最低価格と同料金でお泊まりいただくことを保証します。」

あれ?公式HP料金や予約サイトの料金をホテルが自分で決めているのに、予約サイトの料金を把握してないってどうゆうこと?と疑問に思うかもしれません。
これはたまに宿泊予約サイトが勝手に値引きをしていることがあるためです。
宿泊予約サイトからすると、その値引き分は私たちが負担するので宿側は損しないから伝えなくてもいいでしょ?という理屈です。
予約サイト同士も競争しているので、他社の予約サイトより自社の予約サイトで予約してほしいからこういう事が起こります。

なので気になるホテルを見つけたら、まずはGoogleで宿名を検索し公式サイトを調べてみましょう!
予約経路を変えるだけで簡単に安く宿泊出来たりします。
ちなみに料金が安くなったからといって、宿のサービスが下がることはありません。

 2 .平日に予約する

可能であれば平日に宿泊することをお勧めします。
ここで言う平日は、日曜~木曜のチェックインです。
金曜、土曜チェックインは混む傾向にあるので、どこも繁忙期料金を設定しがちです。
意外と安いのは日曜日のチェックイン、金土の反動からか日曜はお客さんが少なく安くなっていることも多いです。
宿の価格設定は、少なくとも【通常期】【繁忙期】【閑散期】の3種類、多いところでは20種類以上の価格設定をしています。
例えば、4月~7月は通常期価格、8月~12月は繫忙期価格、1月~3月は閑散期価格、そこからさらに4月~7月の通常期価格の内、日曜~木曜は平日価格、金曜土曜は週末価格、などと別れていきます。
閑散期の平日は特に安くなる傾向があり、安く泊まるならこの時期がオススメです。

 3 .直前に予約する(直前割り)

空室よりも少し安くてもいいから埋まってほしい、と考えるのは宿経営者の常です。
宿によって変わりますが、宿泊日から1,2週間前から安くなります。
これは直前の埋まりにくさもありますが、1週間前になったら自動で料金を安くする設定にしている場合もあります。
値下げ幅は5%~50%、極端な宿では70%オフになるところもあります。
宿泊日数日前に直前キャンセルがあり、大きく値下げする場合もあるのでそこは狙い目ですね。

問題点としては繁忙期には使いづらいことや希望の日にちが取れない場合があることです。

 4.3カ月以上前に予約する(早割り)

宿の経営者は翌月や3か月後などのちょっと先の予約が埋まっていると心穏やかに過ごせます。そこで誕生したのが早割です
旅行の予定を早めにたてるのが得意な方にはオススメ出来る方法です。
割引率は5%~30%程。宿側もまだ切羽詰まってないので、直前割よりは割引率を低く設定する傾向にあります。

注意点として、返金不可プランになっている場合がある、そもそも早割を設定している宿は少なめなどがあります。

 5.返金不可プランで予約する

絶対にキャンセルしないならちょっと安く泊まれるよ!というプランです。
割引率は5%~30%程。返金不可プラン自体設定していない宿も多いですが、もしあれば確実に通常料金よりは安く泊まれます。
注意点として、
・そもそも返金不可プランを設定している宿は多くないので探す手間がかかる
・数日後の宿泊等直近ならいいですが、数か月後など予定が変わるかもしれない先の予約にはお勧めしません。私の宿のゲストでも数カ月先の予約を返金不可プランで行い、直前になってやっぱりキャンセルする、という方は一定数います。

 【番外編】コロナ禍限定!県民割などの地域限定割引を使う

筆者の住んでいる長野県を例にお話しします。
Go toトラベルが休止中の現在(2022年6月21日)長野県近隣県在住者向けにお得なプランを行っています。
【信州割SPECIAL 宿泊割】
例えば、5,000円の宿泊料金の場合、2,500円割引、さらに2,000円分の街で使える観光クーポンがついて実質500円(!)で宿泊できる、という割引制度です。
https://tabi-susume.com/sws/

各都道府県の割引一覧をまとめた、とてもわかりやすいサイトを見つけたので気になる方はこちら↓↓

https://travelersnavi.com/coupon/goto47
参考:旅行クーポンサイト!

 まとめ

特におすすめなのは1の宿の公式HPから予約する、です!
色んなプランを見比べたり面倒ごとが苦手な方は、まずはホテル公式HPをググってみましょう!
簡単に少しお安く宿泊出来るかもしれませんよ。